黄金の衣

満開の桜が、チラホラと散り始めましたね。薄紅の花びらが舞い散る中を歩いて家にたどり着いたときに、髪や洋服に花びらがついているのを見つけるもは、日本に住む私たちに与えられた至福の時間だと思いませんか?

今日桜南公園の前を通りかかりました。桜にある南小学校の前にある公園です。道路に沿って大きなクスノキが並んでいます。いま、クスノキは古葉を落とし、新葉が枝先から一斉に芽を吹く時期です。クスノキのような常緑樹は、一年中葉を付けていると思われていますが、決して落葉しないわけではありません。この時期、古い葉をふるって新芽を吹き、新陳代謝が目に見えるカタチで行われます。クスノキは新しい葉が黄色か黄緑の若々しい色で柔らかく、日光に照らされてキラキラと輝く様子は、まるで樹全体が黄金の衣をまとったように見えます。

日を浴びて輝くクスノキの新芽
木の足元はちょうど入れ替わるための古い葉がたくさん落ちています。

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